みなさまこんにちは
KAWAです。なかなかいいお天気だった24日の日曜日、まずは光市室積の
普賢寺(ふげんじ)にて毎月第4日曜開催の“
今昔市(こんじゃくいち)”にて、定例のストリート演奏をさせていただいてきました。
Suさんと記念撮影。クスノキさんも新緑だ、なんだかフレッシュだぜ。この日参加できたメンバーは、nobuさんとわたくしの2名。
たいへん手薄な状況も、しかし天の恵みでございましょうか、この日は助っ人さんがお二人も来てくださいましたよ(というか見に来てくださったのだろうけれどもそこはやはり戦力として考える)。
始まってすぐころにいらっしゃった
ロス・コイジスメンバーの
Suさんとは、「コンドルは飛んで行く」や「花祭り」、「マリポーサ」などの定番に、「ポトシ・ノ・ソイ」や「オリャンタイ」といったSuさんのレパートリーも、ケーナやサンポーニャで即席で演奏。
アンデスの中でもペルーを音楽性のルーツに持つSuさんの奏でる音色は、やさしく なつかしく かつしっかり異国の雰囲気をそなえていて(ただ上手な人は多いけれどこういう方はなかなかいない)、それはそれは楽しいひとときでした。
Suさんとはそのうちミニ音楽会で、KAWAともセッションすることになりそうで、そちらのほうもがんばりましょう~!
ところかわってこちらは同じ市内の冠山総合公園です。花菖蒲が咲きほこる園内はイベントでも大賑わい。しばらくして今度は、徳山のフォルクローレ・グルーポ、周南エスペランサを主宰されている
Isoさんも、バイオリン抱えてお見えになりました。
エクアドルのフォルクローレがとってもお気に入りなIsoさん、そりゃあやります
サンフアニート。「フヤニマリ」や「新しい世界」といったナンバーをリズムにのせてのびのびと披露してくださいました。新規取り組みのファンダンゴや超難曲のクエカも良いではないですか、情熱もってがんばっておられますねえ!
こちらIsoさんとも、夏に周南エスペランサさんの出演イベントでご一緒させていただくことになるかも。サンフアニート尽くしにしたいと画策されてるようで楽しみというほかなし。
といった助っ人お二人の力を借りて、KAWA最小サイズのステージもお昼前には無事終了となりました。ありがとうございました。
といっても後半は、見に来てくれた子どもと遊んでばかりだったけどね。nobuさんは停めたバイクに乗せてあげたりジャイアントスイングしたりしていた

日本人ならしっかり感じて楽しんでおきたい、風土に育まれた笛の音色の美しさ♫それにしてもペルーとかエクアドルとか、自身の原点やルーツを持ってるっていうのは素晴らしいことですね。というかやっぱりかっこいいですよ、僕は今のところ無国籍だけど いつかここだってところを訪ねたい。
竹の笛を奏でる点では日本に暮らす僕らにも大いに通じるところであり、どうしてだかどうにも魅せられてしまう。
さて午後からは場所を移って、普賢寺からクルマで5分ほどの冠山総合公園で前日から開催されていました
想・創まつりに行ってきました。
だんだんと回復していったお天気もあって かなりの人出でございました。クラフトはじめ販売のテントがずらっと並んだメイン広場のまわりでは、買い物や体験を楽しんだり木陰で涼んだり、散策したり遊んだり、もちろんステージでの出しものも見物しつつ、家族連れを中心にみなさん思い思いにすごしていらっしゃいました。
それではラストにみなさんのリクエストにお応えして可能な限り演奏します♪nobuさん「岬めぐり!」でもMさん知らないってことで却下(結局「瀬戸の花嫁」の演奏でしめくくりとなりました)。ガックリnobuさん、前日のステージのときから言おう言おうとあたためていたY.コータローの曲。仕方がないのであとで一人で吹きながら、古い時代のだから~だとか談義に花を咲かせました。ドンマイ、今度デュオでやりますか!ちなみに僕は知ってたっす。お目当ては、“
笛遊びの会”さんによる篠笛のステージと試し吹きもできる販売ブースであった。春の三倉岳のイベント前に練習に遊びにきてくださったYoshiさんからの紹介で、ストリート終えてすぐにnobuさんといっしょに行ってきました。
リーダーのMさんはじめ4人のグループ演奏は、Mさん以外は吹き始めて1年に満たない方たちばかりながらそうとは思えない見事さで、最初さすがに緊張されていたのがだんだんとエンジンかかって息も合って、しかし終始みなさん芯のあるよく通った息と美しい立ち姿、バッチリよいステージに仕立て上げていらっしゃいましたよ!
腕前ももちろんだけど曲の組み立てや編成もよく考えていらっしゃるなあって感じたし、思っていたよりも明るくオープンな音楽性でその点もよかった。しかしリズムパートや伴奏楽器なしでも笛だけでこんなに表現できるものなのだなあ

この日のおまつりの最後の出しもの、若手ギターボーカリストHassanくんのステージは、nobuさんがおススメしてくださって見ていたら、えらく感動!曲と楽器と会場と自分自身が一枚になって一人の表現者となって湧き上がったとでも言いましょうか、心揺さぶられました。夜の大河には毛利候もお出ましになられてたし、涙出ますネ…志抱えて、輝いていこうぜ!ステージの前後、お店でいろいろ見せてもらった篠笛。試し吹きさせてもらって音色や構造を確かめたり、奏法について話を伺ったり。
同じ竹の笛なので共通点は多いのだけど、奏法の面で大きな相違が生まれている気がする(個人的には口先の小技術を徹底的に廃した究極形、いかに腹底(大地)からの息の流れをダイレクトに伝えていくかということに主眼が置かれているように思いました。南米アンデスももとはひょっとするとそうだったかな?西洋やアフリカの要素が加わって、リズムで遊ぶ余地があるようで、僕はやっぱり両方あるのが好みかな)。
あとオカリナと同じようにキー(調)ごとにそれ用の長さの笛が全部(12種)ある、んだと思う。そのうち最も篠笛らしい特徴の音色が出せるのが
七本調子だそうで、一般的にはこれを吹くことが多いんだって。
種々ある調子のなかでも
六本調子(確認してみたらケーナでいうB♭管にほぼ近い仕様)と
八本調子(同C管)はフォルクローレでも使えるっぽかった。その計算でいけば三本調子(同G管)なんてうってつけなんだけど、篠笛はケーナやフラウタに比べて音高の割に長さがあるので、丈がC管ケナーチョ級にデカくって、実際演奏も指が届かなくてかなりしんどいらしいです。
ストリートライブによく遊びに来てくれるSくんYちゃん姉弟も、バイオリンに興味津々なようだった。このあと弾かせてもらえてよかったな!nobuさんのバイクのメットかぶり体験もしてました。といった感じでまるまる、音楽に笛に浸った一日、いろいろと勉強になったしとっても楽しめました。長時間同行してくださったnobuさんたいへんたいへんありがとうゴザイマス

交流で得た、たくさん見させてもらったいいところは積極的に取り入れて、しかし自分たちのルーツも確立させて、よりよいものへと組み立てていけるといいな。
ともあれひとまずは課題のレパートリーをちゃんとものにしておかないとね。暑い季節に向けてますます情熱燃やして地道に基礎固めだKAWA

KAWA今後の予定:
5月30日(土) 次回練習
玖珂あいあいセンターにて14:30から